買い物をしているときに「20パーセントオフ」や「2割引」という表示を見かけることは多いでしょう。しかし、実際にいくらになるのか、その場で計算するのは意外と難しいもの。
特に2500円のような中途半端な価格だと、暗算で求めるのに戸惑ってしまう方も少なくありません。
この記事では、2500円の20パーセントオフ・2割引がいくらになるのかを詳しく解説します。計算方法はもちろん、お店でサッと計算できる暗算のコツまでご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
2500円の20パーセントオフ・2割引はいくら?計算結果
それではまず、2500円の20パーセントオフ・2割引がいくらになるのか、結論から確認していきます。
20パーセントオフと2割引の意味
20パーセントオフと2割引は、実は全く同じ意味です。
パーセントは100分率で表す方法で、20パーセントは100分の20、つまり0.2を意味します。一方、割は10分率で表す方法で、2割は10分の2、これも0.2となるわけです。
| 表記 | 分数 | 小数 |
|---|---|---|
| 20パーセント | 20/100 | 0.2 |
| 2割 | 2/10 | 0.2 |
つまり、「20パーセントオフ」と「2割引」は表現方法が違うだけで、割引率は同じということになります。
2500円の割引額の計算
2500円から20パーセント(2割)引かれる金額を計算してみましょう。
割引額の計算式
2500円 × 0.2 = 500円
または
2500円 × 20 ÷ 100 = 500円
割引される金額は500円となります。
2500円の2割は500円という計算ですね。
2500円から割引後の価格
割引額が500円とわかったので、割引後の価格を求めることができます。
割引後の価格
2500円 – 500円 = 2000円
2500円の商品が20パーセントオフ・2割引になると、2000円で購入できます。
つまり、500円お得に買えるということ。20パーセントオフは意外と大きな割引だとわかるでしょう。
2500円の20パーセントオフ・2割引の計算方法
続いては、実際の計算方法を詳しく確認していきます。
基本的な計算式
割引後の価格を求める基本的な計算式は2通りあります。
方法1 割引額を引く方法
① 割引額 = 元の価格 × 割引率
② 割引後の価格 = 元の価格 – 割引額
例 2500円の20パーセントオフ
① 2500円 × 0.2 = 500円
② 2500円 – 500円 = 2000円
方法2 残る割合で計算する方法
割引後の価格 = 元の価格 × (1 – 割引率)
例 2500円の20パーセントオフ
2500円 × 0.8 = 2000円
(20%引きなので80%が残る)
方法2の方がステップが少なく、慣れると素早く計算できます。
電卓を使った計算手順
電卓で計算する場合の手順を見ていきましょう。
方法1の場合は以下の通りです。
電卓での計算手順(方法1)
① 2500 × 20 ÷ 100 = で500円(割引額)
② 2500 – 500 = で2000円(割引後の価格)
方法2なら、さらにシンプルになります。
電卓での計算手順(方法2)
2500 × 0.8 = で2000円
または
2500 × 80 ÷ 100 = で2000円
0.8をかけるのは、100%から20%を引いた80%を求めていることになります。この方法なら1回の計算で答えが出るため効率的でしょう。
筆算での計算方法
電卓がない場合、筆算でも計算可能です。
まず割引額を求めます。
筆算での計算
2500円 × 0.2 = ?
2500 × 2 ÷ 10 = 5000 ÷ 10 = 500円
2500円 – 500円 = 2000円
2500に2をかけて5000、それを10で割ると500という流れ。筆算に慣れていれば、それほど難しくはありません。
2500円の20パーセントオフを暗算で求めるコツ
続いては、買い物中にサッと計算できる暗算のコツをご紹介します。
10パーセントから計算する方法
20パーセントは10パーセントの2倍と考えると、暗算しやすくなります。
10パーセントを使った暗算
① 10パーセント = 10で割る = 2500円 ÷ 10 = 250円
② 20パーセント = 10パーセント × 2 = 250円 × 2 = 500円
③ 2500円 – 500円 = 2000円
10で割るのは簡単なので、まず10パーセントを出してから2倍にするこの方法は実用的でしょう。
2500円の10パーセントは250円、その2倍で500円、元の価格から引いて2000円という流れです。
2割として計算する方法
「2割」という言葉を使うと、さらに暗算しやすくなります。
2割を使った暗算
2割 = 5分の1
2500円 ÷ 5 = 500円(割引額)
2500円 – 500円 = 2000円
2割引きは「5で割った金額が割引額」と覚えておくと便利です。
2500を5で割ると500、これが割引額。元の価格から引けば割引後の価格が出ます。5で割る計算は、10で割ってから2倍するより簡単な場合も多いでしょう。
暗算が苦手な人向けの簡単な考え方
暗算が苦手な方には、こんな考え方もあります。
80パーセントが残ると考える方法
20パーセントオフ = 80パーセントが残る
2500円 × 0.8 = ?
2500円 × 8 ÷ 10 = 20000 ÷ 10 = 2000円
2500に8をかけると20000、それを10で割って2000円という計算。引き算をせずに済むため、人によってはこちらの方が楽かもしれません。
また、2500円は500円の5倍と考えることもできます。500円の2割は100円なので、その5倍で500円が割引額。こうした工夫で、暗算のハードルは下がるでしょう。
他の価格での20パーセントオフ・2割引の計算例
続いては、2500円以外の価格でも20パーセントオフを計算してみます。
1000円の場合の計算
1000円の20パーセントオフを計算してみましょう。
1000円の20パーセントオフ
割引額 1000円 × 0.2 = 200円
割引後の価格 1000円 – 200円 = 800円
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 元の価格 | 1000円 |
| 割引額 | 200円 |
| 割引後の価格 | 800円 |
1000円のような切りの良い数字だと、計算はさらに簡単になります。10パーセントが100円なので、その2倍で200円という暗算もすぐにできるでしょう。
5000円の場合の計算
5000円の20パーセントオフはどうでしょうか。
5000円の20パーセントオフ
割引額 5000円 × 0.2 = 1000円
割引後の価格 5000円 – 1000円 = 4000円
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 元の価格 | 5000円 |
| 割引額 | 1000円 |
| 割引後の価格 | 4000円 |
5000円は2500円のちょうど2倍なので、割引額も割引後の価格も2倍になります。5000円の2割は1000円と覚えておくと、他の計算の基準にもなって便利です。
3000円の場合の計算
最後に3000円の20パーセントオフを見ていきます。
3000円の20パーセントオフ
割引額 3000円 × 0.2 = 600円
割引後の価格 3000円 – 600円 = 2400円
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 元の価格 | 3000円 |
| 割引額 | 600円 |
| 割引後の価格 | 2400円 |
3000円を5で割ると600円、これが割引額になります。3000円の場合も、割り算を使えば暗算で対応できるでしょう。
どの価格でも基本的な考え方は同じ。元の価格に0.2をかければ割引額、元の価格から引けば割引後の価格が求められます。
まとめ 2500円の2割引は何円？
2500円の20パーセントオフ・2割引は2000円になります。割引額は500円で、これは元の価格の5分の1にあたる金額です。
計算方法としては、2500円に0.2をかけて割引額500円を求め、元の価格から引く方法が基本。また、2500円に0.8をかけて直接2000円を求める方法もあります。
暗算のコツは、10パーセントから計算する方法や、2割を5分の1と考えて5で割る方法が効果的でしょう。買い物中にサッと計算できるようになると、お得度を瞬時に判断できて便利です。
20パーセントオフと2割引は同じ意味なので、どちらの表示でも同じように計算できます。この記事で紹介した方法を使えば、2500円以外の価格でも簡単に割引後の価格を求められるでしょう。
